蛙とアダム
- 2009年07月09日 (木)
湿気の多いこの時期、例年通りの低空飛行中ではありますが、それなりに元氣にやっております。が、頭は(いつも以上に)サッパリ働きません。ので読んでメモメモ。
この新しいアダムには、自分の完全性に対する疑問すら湧かない。彼の自信はアダムの場合のように楽園的である。彼の魂の生来の自己閉塞性が、自己の不完全さを発見するための前提条件であるはずの自分を他人と比較することを妨げているのである。
オルテガ著神吉敬三訳『大衆の反逆』ちくま学芸文庫
- カテゴリ:備忘録
湿気の多いこの時期、例年通りの低空飛行中ではありますが、それなりに元氣にやっております。が、頭は(いつも以上に)サッパリ働きません。ので読んでメモメモ。
この新しいアダムには、自分の完全性に対する疑問すら湧かない。彼の自信はアダムの場合のように楽園的である。彼の魂の生来の自己閉塞性が、自己の不完全さを発見するための前提条件であるはずの自分を他人と比較することを妨げているのである。
オルテガ著神吉敬三訳『大衆の反逆』ちくま学芸文庫
変わりましたよ、iPhoneで。私の世界が。最近出た新型iPhoneを入手してしばらくつかってみて、その予想以上の便利さから片時も手放せなくなりました。ニュースを眺めオンラインブックを読みメールを読みメモを取り地図で現在地を把握し音楽を聴きながら目的地に向かう、という感じで使っております。
そもそもiPhone3Gが日本で発売されたとき既に買おうか買うまいかとだいぶん考えていたんですが、その時はなんとなく時期尚早のような気がしたので模様眺めを続けておりました。しかし今回3GSの発売に際して処理速度の向上やらコピーアンドペーストOKやらなにやらと聞こえてきて、「こりやもう買い時っ!」と即断即決しました。
それまで、メールを読むにも地図を見るにもオンラインブックを読むにもいちいちPCを起動させなければならず、(PC起動にかかる)無駄な時間と必要以上の電力を消費していたわけですが、iPhoneを使い始めてからはPCは本当にPCでなければ出来ないことにだけ使うようになりました。夏場は特にPCのファンがびゅーびゅー回るので、いかにも無駄な電力を使っているなぁと思いながら仕方なく使っていましたが、ほんとiPhoneは静か(というより完全無音)だし起動に要する時間が無いし、ついでに「なんかエコ!(笑)」という気分にもなる。
私の場合、紙の本もけっこう読みますが買う本は厳選するクチです。なにせ片っ端から買い込んだ日には置き場所にも費用にも困ることになるのは必定。幸か不幸か新刊本を読むことは少く、まだ読んでいない古典的作品を優先的に読むこともあって、日本語なら「青空文庫」、外国語なら「Gutenberg」や「Feedbooks」で目当ての作品を見つけてはちょぼちょぼと読みますが、常々それを読むにも都度PCを起動させるのがやはり億劫でもあり勿体ない気がしておりました。しかしこれもiPhoneにより解決と相成りました(読書に関していえばiPhoneのディスプレイがもう少し大きければ有り難いですが、そうなると今度は他の用途で持ち歩くときに大きすぎるか・・・)。他の点でも、PCでそれらを読むよりiPhoneで読む便利さがあって、オンラインブック用のリーダーアプリたとえば目的の本を検索したりしおりを付けたりという機能がなんともかゆいところに手が届く感じなので、PCで読むよりはるかに良いです(使ってみたiPhone用アプリは「i文庫」(日本語・縦書き用)と「stanza」(外国語用)の二つ。他にもいろいろあるらしい)。
ラジオ視聴用のアプリを追加することで、移動中の車内で海外発のネットラジオでオーケストラも聴ければBBCもCNNも聞くことができるというのがまた便利至極。もちろん標準搭載のiPod機能で自分のライブラリも聴けるので、退屈すると言うことがないです、はい。携帯の電波が届かない所では当然(ネットラジオ=ストリーミング放送)聴くことができないわけですが(そのときはiPod聴けばよいし)、まあFM放送であっても電波状況が悪くて聞こえないことはままあるので普通のラジオと遜色はないといえます。むしろインターネットラジオであればチャンネルの選択肢が遙かに多いので普通のラジオよりやはり便利です(その点でも、ソフトバンク社があと一息インフラの充実に力を入れてくれれば良いのだが・・・)。
そんなこんなでiPhoneを使い始めてそのインパクトの大きさに驚くとともに、「いかんよね、井の中の蛙ではね」と思うこと頻りな今日この頃であります。よってここ数ヶ月開店休業状態であったこのブログに書き込みたくなるあれこれも増えてきたので、それはまた近々。
フルブラウザ付き携帯電話などとはてんで比較にならない、電話機能とインターネット利用機能とが主従逆転したiPhoneすなわち「携帯電話回線を利用していつでもどこでも活用できるモバイルデバイス」はえらい。大げさな物言いをするつもりはないが、iPhone(それに類するモバイルデバイス)は世界を変えるよな、と思う。
つい先日「オンラインブック便利便利!」と書いた舌の根も乾かぬうちに、奇妙な出来事を目にした。なんでもアマゾンドットコムが、客に販売したオンラインブックをとある事情から客の承諾なしにある日突然”顧客の端末(例の”キンドル”)から”抹消した(むろん代金は返還するらしいが)、しかも消されたのがジョージ・オーウェルの『動物農場』と『1984』というので、笑い半分戦慄半分の思いがしたのでありました。
Amazon Erases Orwell Books From Kindle (NYT)
斜め読みしただけなので、よくよく読んだら「はっはっは、じょうだんじょうだん〜!」なんて書かれているかも知れない・・・。あぁ、これを潮に村上春樹の『1Q84』の売れ行きが更によくなったりするのであらうか(文庫化待望中)。てか、アマゾンのマーケティング戦略の一環?
えーぷりるふーるに読みたかった、この記事。
欲しい本は山ほど有るが財布の都合もあるのでそうそう買えるものでもなく、ときには買い時を逃して絶版となってしまって涙を飲むこともしばしばある。その中の一冊が宋代の文人米芾を主人公とした佐々木泉作のマンガ『墨戯王べいふつ(米芾)』。数年前にビッグコミックオリジナルに連載されていたのを時々読んでいて、どうやら実在の人物に基づいた作品であるらしいことは感じつつ、丁寧な絵柄・時代考証と読み応えのあるストーリーが私好みだなぁと気に入っていたものの、コミック化されたことに気づかないまま日が過ぎ、先日ふと思い立って調べてみたら既に絶版となってしまっていた。スカスカの絵・ストーリーのマンガでも売れている物は売れているのに、大人が真剣に読める漫画はなかなか店頭にも並ばず、ネット販売でもあっという間に絶版になってしまう。今回は仕方がないので同じ著者の数少ない別の作品をネットで注文した(これがまた取り寄せ扱いでばかに日数がかかる)。べいふつ、復刊してくれねえかな〜。ワイド版米芾若しくは佐々木泉作品集が出るなら1冊につき上限3000円まで出します(但し『米芾』は全話収録のこと)。>小学館
漫画に限らず、欲しい本・ピンときた本はそのときその場で買い込んでおくことが肝要なり。などと今更私が言うほどのことでもないが、改めてそう思ったのでここに書いておく。なお、売れ行きが良くて当分入手困難になりそうもない本はのんびり構え、あわよくば文庫化された後に買えば場所もお金も浮くので言うことなし。
![]() |
墨戯王べいふつ |
| 佐々木 泉 | |
| 入手不可 |
お笑い芸人がリッパに県知事を務めて「実績」をあげているらしい現代日本であるならば、51番目の州的な対アメリカ関係では、ドコの誰かよく分からない人にだってリッパに駐日大使は務まるはずですよ・・・。心配ご無用。
人気のある(らしい)自国の知事はさんざん持ち上げておいて、他国からの大使が大物でないことを疑問視するとは不届き千万、と思う(←皮肉込み)。大使が元コメディアンなら良かったとでも?
集金能力の高い人物と言うことだから、ある意味で適材適所と言えなくもない、だろ。
前略
お詫びです。
このブログはwordpressを使っていますが、私の設定ミスで1週間くらい前から閲覧時に404エラーが頻発しています(パーマリンクのURLが全て変わっています)。
パーマリンクのURLだけが変わったのでトップページから順に閲覧する分には何ら支障有りません。
現状では、検索サイトから直接特定のページを閲覧する場合にはエラーが出ることがあります。
本日、旧URLから新URLにリダイレクトするように設定して旧URLからもアクセスできるように対処しました。しかしそれでも今後数週間のうちに検索サイトのデータが更新されるまでは一部のページでエラーが出てしまうと思います。
草々
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